新日本カレンダーでは、兵庫県三田市に自社工場を保有しています。
この三田工場を中心に、国内外の協力会社との強固な連携のもと、国内トップのカレンダー生産量を支える製造体制を整えています。
三田工場ではオフセット印刷機を保有しており、壁掛け・卓上カレンダーの印刷を行うことができます。また、印刷後の製本〜名入れ〜出荷までの全工程を行える体制も整えています。この内製化による強みを活かし、繁忙期のご注文にも高品質と短納期でお応えしています。
三田工場では、無数の製本機や断裁機が稼働しています。近年増加している「紙製本化」「コンパクト化」といったお客様のニーズにお応えできるように、最新設備への更新をいち早く行い、また協力会社との柔軟な連携体制により繁忙期の生産力向上を図っています。
年々増加・短納期化する小口名入れに対応するため、関連設備を充実させています。
三田工場内だけでも数十台の小口名入れ印刷機(チャリンコ)、半自動小口名入れ印刷機(カプリ)、箔押機、パッド印刷機が、24時間体制で稼動可能です。また、協力会社とのネットワークを構築し、大量の小口名入れに対応可能な体制を整えています。
さらに製版設備も工場内に保有しているため、お客様の原稿が届き次第、すぐに印刷を行うことができます。
「文字月表」とは、数字(日付)だけでデザインされた月めくりの壁掛けカレンダーのことです。
この文字月表を、ロール紙から本体印刷~名入れ印刷~帳合~製本までの全自動高速一貫ラインで製造しています。製本も、金具製本・紙製本(エコプレス)どちらにも対応できる兼用ラインです。
現在、文字月表の全自動製造機は協力会社で2台稼動中。当社の文字月表製造の主力機として、早期納品・コストダウンに貢献しています。
中国・福建省の当社関連会社で稼動中の「全自動日めくりカレンダー製造機」では、373枚/冊の日めくりカレンダーを、ロール紙から本体印刷~名入れ印刷~帳合~製本まで全自動でつくり上げます。業界でも全自動で日めくりカレンダーを一貫生産出来るのは当機械だけです。
名入れについても、日本からのデータ受信の翌日には版作成が可能な製版システムが整備しており、海外生産でも納期の心配はありません。
全自動製造機で対応できないサイズや、日めくりカレンダーを手帳合で生産できる体制も、三田工場で充実させています。
日めくり本体の印刷〜帳合〜製本という工程のなかで、日めくりの全373ページを職人技で揃えていく「手帳合」の工程ではベテラン社員が活躍しています。
約6,000坪の倉庫と物流諸設備を完備し、国内・海外で生産したカレンダーやペピイ商品を、一括して三田工場からお客様へお届けしています。生産工場と直結している利便性を活かし、短納期で多様な出荷ニーズに対応できるデリバリーセンターとしての機能を担っています。